医療保険は必要?
入院やケガをした際にかかった費用が高額だった場合、公的医療制度である「高額療養費制度」や「傷病手当金」によって個人の支払いを一定金額におさえることができます。
民間の医療保険は、この公的医療制度の不足分をカバーするためのものです。
万が一、公的医療制度でまかないきれない出費や収入減となると、貯蓄を取り崩す状況になるため、マネープランが崩れる可能性があります。そんな不安を緩和、解消することが民間の医療保険に入る目的となります。
一定金額の保険料の支払いが長期的に確定していれば、いざというときの支出があったとしても民間の医療保険でカバーするすることができ、長期的な資産形成と計画をたてることが可能となります。
注意しなければならないのは、給付金の支払い条件は、保険会社や商品によって決まっているということです。入院やケガにより給付が必要となっても、条件に合致しない限り給付金を受け取ることはできません。
たとえば、支払限度日数が60日の医療保険に加入し、その後、80日間入院したとしても入院給付金は最初の60日分までしか支払われず、20日分はカバーすることができません。また、退院後180日以内に再度同じ病気で再入院した場合、その入院も1回の入院となされてしまいます。
それでも民間の医療保険が必要となる理由は以下の点が挙げられます。